2月25日、ブラジリアン柔術全日本マスター選手権に出場いたしました。
MMAの試合は何回もやっていますが、柔術はこれがデビュー戦。
結果は準々決勝敗退…柔術の洗礼を浴びました…
試合出場にあたり、自分ができる範囲のことは精一杯やったつもりでしたが、結果が及びませんでした。
しかし、試合に向けて準備をしてきた時間や努力は決して無駄ではなかったと思っています。
その労力があったからこそ、得られるものがたくさんあり、今後の柔術ライフに繋がってくると感じています。
今回は、私が試合に出場するにあたり準備をしてきたことや、それによって得られたものを紹介していきます。
特に試合に出ようか迷っている初心者の方には、知っておいて損はない内容だと思います。
今後の柔術ライフに役立つ内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
- 柔術の試合に出るメリット
- 元プロ格闘家が試合に出るために行ったこと
試合に出場するために、行ったこと3つのこと
柔術の試合に出場するにあたり、行ったことは以下の3つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
動画や書籍を見て研究した
試合に出たことで、技術が伸びたと実感しています。
特にガードからのバリエーションが増え、引き出しが圧倒的に増えました。
その要因として、
試合に勝つために、技を研究した
ことが挙げられます。
人に習うことも大切ですが、自分でテクニックを調べた方が身になると思います。
人は自分で身に着けようと思ったことしか覚えられません。
まして試合は、緊張もするので、身に着いた技しか出せません。
技は頭ではなく、身体ので技を覚えてください!
技を覚えるには、自分で技を研究し、試すことが重要です。
おすすめの方法は、動画を見る、または本を読む→研究したことをスパーリングで試すことです。
動画はYouTubeで、カルペディエム岩崎さんの「DEEP HELF CLUB」や、カルペディエムホープ白木さんの「PASS FITNESS」などをよく見ていました。
ただYouTubeの動画だけでは、解説されていないテクニックもあったので、書籍も活用しながら足りない部分を補いました。
書籍は、大賀さんの「大賀式 柔術上達論 (見えない構造を解き明かす)」を読みました
この本を読んでから、リカバリーや亀ガードのテクニックがうまくなり、パスガードがされにくくなりました。
人に聞くことも大切ですが、自分でテクニックを調べることで身につきやすくなります。
もっと上達したい方は、自分で調べる癖をつけるようにするといいでしょう。
ウエイトトレーニングを始めた
トレーニングは、ウエイトトレーニングを開始。ウエイトトレーニングを始めたことで、組み力がついてきたと思います。
今までも懸垂や腕立て伏せなどの自重を使ったトレーニングは行っていましたが、ウエイトトレーニングは一切やっていませんでした。
しかし、YouTubeでカルペディエムの岩崎さんが「ベンチプレスを初めてから組み力が、一気に強くなった」というのを聞き、ウエイトトレーニングを始めました。
ベンチプレスの他には、デッドリフトや肩のプレス系の種目を行っています。
【最強への道】柔術家に筋トレは必要!絶対に取り組むべき筋トレメニューとは?
実際にウエイトトレーニングを始めてから、上からのプレッシャーが強く掛けられるようになったので、パスガードがしやすくなったように感じます。
柔術が強くなりたい方なら、ウエイトは必須です!
また、トレーニング後はプロテインを飲んで、素早く栄養補給をするようにしていました。
特にトレーニング後30分以内は、ゴールデンタイムと呼ばれており、筋肉が強くなりやすい時間帯と言われています。
練習後は素早くリカバリーして、体を回復させることが必要不可欠と言えるでしょう。
プロテインなら、シェイカーに入れて持ち運びもしやすく、水に溶かせばすぐに飲めるので、素早い栄養補給をしたい場面におすすめです。
今回、私が飲んだのはパーフェクトパンププロテイン
パーフェクトパンププロテインは、プロテインだけでな身体作りに必要な成分が含まれています。
しかし、あくまでプロテインは普段の食事で補いきれないタンパク質を補助するものです。
普段の食事をしっかり摂ったうえで、プロテインを活用するようにしましょう。
どんな食事を摂ったらいいの?
次項で詳しく解説します
食事内容を見直した
食事面では、タンパク質や糖質しっかり摂ることを意識しました。
体重は、リミットのアンダー1キロだっため減量もなし。筋肉をつけ、組み負けない強いフィジカルを手に入れることを目標にしました。
1日のメニューを例に挙げると
- 朝・・・チーズ食パン、カフェオレ
- 昼・・・お弁当(白米200g、鶏胸肉200g、野菜ジュース)
- 夜・・・白米400グラム、鶏むね肉200g、納豆、卵、味噌汁、サラダ
朝、昼は食べ過ぎると眠くなって仕事に支障が出てしまうので、少なめです。
夜は筋トレやスパーリングをした後で、しっかり栄養を摂って体を修復するように意識しました。
食事やトレーニング内容を見直した結果は、身体が絞れてきました!
特にお腹周りがしまって、腹筋のラインが出てきたのが分かります。
しかし、全日本マスター優勝には手が届かず…<
なぜ全日本マスター優勝ができなかったのか、その反省点を書いていきます。
全日本マスターを終えての反省点
反省すべき点としては、
- 試合のルールをきちんと把握しておらず、対策を練っていなかった
- トーナメント用の戦い方が分かっていなかった
- 極め技の精度が甘かった
ことが挙げられます。
①②に関しては、経験不足であったことが原因です。
私は今まで柔術の試合に出たことがなかったので、細かいルールまで把握しておらず、無駄なポイントを相手に与えてしまいました。
また、1回戦で両脚に力が入ってしまったことが原因で、試合後にふくらはぎががつってしまいました。
その結果、準々決勝では脚に力が入りにくくなってしまい、技を掛けても力が入りませんでした。
クローズガードを多用するスタイルなので、ふくらはぎに負担が掛かってしまった…
疲労感をいかに残さず勝ち上がるか、それには1本を取って試合を決めてしまうのがベストだと思います。
試合時間を短くして、極められるときに極めて勝ち上がる、このスタイルを確立させないと、トーナメントを勝ち上がるのは難しいと感じました。
普段の練習もある程度リスクを負ってでも極めにいく、練習をしないといけません
試合に負けたことは悔しいですが、試合に出たことで、自分の良かった点、悪かった点がよく分かりました。
今後も試合には定期的にチャレンジしていき、自分を見つめ直す場として活用していきたいと思います。
試合に出て1番よかったこと
試合に出て1番よかったこと、それは柔術のスポーツマンシップ的な雰囲気を味わえたことです。
今回の試合後に、対戦相手やセコンドと、更には周り方から声をかけて頂き、
「強かったです!」
「最後の技、惜しかったね」
などと、全く見ず知らずの私に、声を掛けて頂いたのです!
プロ、アマとMMAの試合に出ていた頃は、一度もそんなことはありませんでした
戦いのあとに、素直に相手を認められるのも柔術の良さなのかもしれません。
試合は怖いかもしれませんが、自分を大きく成長させてくれることでしょう。
もし出場しようか迷っているのであれば「勇気を出して試合に出場してみること」をおすすめします。
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