バックポジションは、柔術で1番危険なポジションとされています。
バックを取られたら、すぐにエスケープするようにしましょう。
しかし、正しい手順を知らなければ脱出はできません。
本項では、元プロ格闘家の筆者がバックポジションからのエスケープ方法を紹介します。
エスケープするには、きちんとした手順を覚えておくことが大切です!
本項では元プロ格闘技選手の筆者が、バックポジションからエスケープする方法を解説していきます。
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バックポジションが危険な理由
バックポジションを取られた側が仕掛けられる技はなく、防戦を強いられます。
しかも、後ろから攻めてくる相手の姿は見えないため、攻撃を防ぐのも容易ではありません。
いつの間にか動きを封じられて、一本とられた
なんて経験をした方も多いのではないでしょうか。
ポジションを取った側も相手のカウンターを気にせずに攻められるので、攻撃に専念できます。
試合でもバックを取ったら、そのまま試合が終わってしまったということがよくあります。
それだけバックポジションは、強力なポジションなんです!
バックを取られたら、まずエスケープするのが重要と言えるでしょう。
バックポジションを取られたらどうしたらいいのですか?
まずはディフェンス!
詳しくは次項で解説します。
もしバックを取られたら
もしバックを取られたら、ディフェンスをします。
具体的には、
- 顎を引く
- 脇を絞める
バックポジションを取られたら、顎を引きます。
顎を引かないと、相手の腕が首に巻きつき、絞め技が入ってしまいます。
首をディフェンスするためにも、顎はしっかり引いておきましょう。
次に相手に締め技をさせないためにも、自分の脇を絞めて相手の腕をロックします。
こうしておけば、相手も簡単に絞め技ができません。
まずは顎を引いて、腕を引っ張ればいいんだね!
首をディフェンスできたら、次はエスケープをしていきます
バックポジションのエスケープ方法
バックポジションからのエスケープ方法を3つ紹介していきます。
基本からエスケープから、応用編まで紹介していきます。
基本的なエスケープ
基本的なバックポジションからのエスケープを覚えましょう。
下記の動画で47秒から解説されています。
天井を向くようにポジションを取れば、相手は思うように攻められません。
天井を向いたら、バランスが取りやすいように両足を広げておきしましょう。
ただし相手もバックを取れたら、技を極めにきます。
よくあるパターンとしては、送り締めを仕掛けてくるパターンです
送り締めはどう対処すればいいの?
次項で解説します!
送り締めを仕掛けられた場合のエスケープ
「送り締め」を仕掛けられたときのエスケープ方法を紹介していきます。
動画の4分58秒から解説されています。
送り締めを仕掛けられたら、まずはディフェンスを行います。
首に回されている相手の腕を両手で持って、絞める力を弱めます。
これでバックも怖くない!
「送り締め」が極まらなかった場合は「ボーアンドアロー」に変化してくることが予想されます
こうなると逃げるのは、かなり難しくなります。
た、たしかに…「ボーアンドアロー」をもらったらどうすればいいの?
ボーアンドアローをもらっても脱出する方法はあります
「ボーアンドアロー」が分からない方は、下記の記事を参考にしてください。
【柔術 白帯向け】簡単にできるバックポジションからの締め技 4選
ボーアンドアローを仕掛けられた場合のエスケープ
「ボーアンドアロー」からのエスケープは、以下のようになります。
床で脚を蹴って、締めが極まるポイントをずらします。
床を蹴る方向は、自分の頭を床に着けるようにして体を移動させます。
「ボーアンドアロー」は非常に強力な絞め技なので、深く技が入ってしまってからでは、エスケープは困難です。
技がくる!と思ったら、すぐにエスケープするようにしましょう。
バックエスケープ まとめ
バックからのエスケープを紹介してきました。
柔術において、バックポジションは非常に危険なポジションです。
もしバックを取られたら、素早くエスケープしましょう。
しかしエスケープしてくる相手には、ポジションを変えるなどして、臨機応変に対応してきます。
他のポジションからのエスケープも覚えておくことが大切です。
ほかのエスケープ方法はこちらから解説しています。
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