柔術を習おうと思うんだけど、同じような競技でグラップリングがあるけど、どっちがいいんだろう?
グラップリングと柔術、同じ寝技が主体の競技ですが、どんな違いがあるのでしょうか?
違いは以下の通りです。
またこれから格闘技を始めようとする方は、どちらが向いているのでしょうか?
これから格闘技を始めようとする方には、違いがよく分からないという方も多いと思います。
本項では、元プロMMA選手の筆者がそれぞれの競技の違いや特徴を紹介していきます。
またこれから運動を始める方が、どちら競技の方が向いているのか、競技の特徴を踏まえたうえで解説していきます。
柔術とグラップリングの違い

グラップリングと柔術の違いは以下の3つが挙げられます。
コスチュームの違い
コスチュームの違い
グラップリングと柔術の大きな違いは、競技コスチュームの違いにあります。
- 柔術・・・柔術着の着用
- グラップリング・・・道着を着用しない。上にラッシュガード、下はスパッツやショーツを着用する。
柔術は、既定のサイズにのとった道着を着用し、試合を行います。
丈が短かったり、袖が短い道着は着用できないので、サイズには注意が必要です。
- 道衣の上衣は、競技者の臀部を覆う長さがあり、腕を床に対して真っ直ぐ平行に伸ばした時に、袖口が手首から5センチ以内にくる長さが必要である。
- 道衣の下衣は、裾口が競技者の踝から5センチ以内に届く長さがなければいけない。
- 道衣の検査では、襟の厚さ(1.3cm以内)、襟の幅(5cm以内)、腕を伸ばした時の袖の隙間(7cm以上)の条件を満たしているかを確認する。
着用する道着に細かいルールが定められています。
グラップリングは道着を着ないことから、別名「ノーギ」とも呼ばれています。
試合での上衣はラッシュガード、下衣はファイトショーツやスパッツを着用します。
柔術とグラップリングの大きな違いとしては、それぞれのコスチュームの違いがあると言えるでしょう。
では道着を着用するのと、しないのでは、どう変わってくるのでしょうか?
道着を着用するのと、しないとのでは、全く競技特性が変わってきます。
- 柔術・・・知的なロジカルさが求める
- グラップリング・・・スタミナやパワーなど瞬発的な動きが要求される
柔術は道着を着て行う競技のため、よりロジカルな戦術が求められます。
なぜなら柔術は道着を着て行うため、掴まれる部分が多くなり、思うように身動きがとれません。
例えば自分が立っているのにもかかわらず、寝そべっている相手から道着を掴まれることで、全く身動きが取れないことさえあります。
道着のどこを、どのように掴んで、どこに向かって力を入れればいいのか、細かい部分まで求められます。
別名「体を使ったチェス」とも言われる所以はここにあると言えるでしょう。
一見、簡単に見えますが、道着を掴む位置や足の形など、様々な細かいポイントが含まれています。
グラップリングは、道着を着ないため、相手に掴まれる心配がありません。
よって柔術に比べると、自由に動けるという特徴があります。
技術がなくても、体力や勢いに任せて動けてしまう要素が強いのがグラップリングです。
柔術よりも動きのある激しい攻防が、魅力的な競技と言えるでしょう。
ただ、どちらの競技も格闘技なので、パワーやスタミナ、ロジカルな思考は必要です。
ルールの違い

柔術は、連盟であるJBJFFが定めるルールに乗っ取り試合を行います。
勝敗を決するのは、大きく分けて2パターンあります。
- サブミッションや絞め技を極めたことによる一本勝ち
- ポイント差による判定勝ち
グラップリングは、大会を運営する団体によりルールが異なることがほとんどです。
柔術のようなポイント制もあれば、QUINTEDのようにサブミッションによる1本しか認めない大会もあります。
また有効技にも大きな違いがあるため、以下で解説していきます。
有効技の違い
柔術とグラップリングは、どちらも寝技やサブミッションが主体の競技ですが、有効技にも違いがあります。
柔術では、ヒールホールドのように足首を極める関節技が禁止されています。
グラップリングは足首への関節技が認められている大会がほとんどです。
同じ寝技が主体の競技でも、有効技に違いがあります。
これから格闘技を始めて人はどっちがおすすめなのか

この問題に関しては、個人個人のやってみたいと思う方に、取り組んでみればいいと思います。
【これから柔術を始めたい方へ】柔術が向いている人のたった1つの特徴を解説
ただ柔術とグラップリングでは、競技者の年齢に違いがあります。
柔術…年齢層が高め
グラップリング…年齢層が若め
柔術はグラップリングに比べて年齢層が高く、運動未経験者の40代、50代から始めましたという方も少なくありません。
グラップリングでは、MMAの練習の一環として取り組む方が多いので、若い方が多い傾向です。
また競技によっても、ジム選びも変わってきます。
柔術は、柔術専門のジムやMMAジムで習えます。各自治体で運営している体育館でもサークル活動のように実施しているところもあります。
ただしサークルはスパーリング中心のところが多いので、初心者にはおすすめできません。
初心者の方は、基礎からしっかり習える柔術専門のジムがおすすめです。
グラップリングを始めたい方は、MMAのジムやグラップリングクラスを設けている柔術ジムに入門します。
残念ながら日本では、グラップリング専門のジムは、ほぼありません…
柔術とグラップリングの違い:まとめ

柔術をグラップリングの違いについて、解説してきました。
違いは以下の通りです。
向き不向きもあるでしょうが、何より自分が興味を持ってやってみたいことを始めるのが一番です。
【これから柔術を始めたい方へ】柔術が向いている人のたった1つの特徴を解説
一度きりの自分だけの人生です。
やりたいと思うことをやってみるのも、楽しいですよ♪