柔術でテイクダウンって必要なのかな?
MMAではタックルでテイクダウンを奪い、トップポジションを取ること優位とされています。
そのためテイクダウンに対する比重が高く、この技量が勝敗を分けると言っても過言ではありません。
しかし柔術の場合は、自分から引き込んでくる方が多く、下のポジションを選択するほうが多いでしょう。
テイクダウンが全くできなくても問題ないですね!
あまーい、テイクダウンを舐めてはいけません!テイクダウンを甘く見る者はテイクダウンに泣きますよ!
本項では、元プロ格闘技選手の筆者が
以上3つについて解説していきます。
柔術でテイクダウンを決めた場合

柔術では、相手をテイクダウンしてトップポジションを3秒以上経過すると、2点が加算されます。
ただし以下のようなケースでは、加点がされません。
- テイクダウンして3秒以内に相手が立ち上がった場合
- スイープされて上下が入れ替わった場合
柔術で簡単にできるスイープって?初心者でも簡単にできるスイープ3選
また倒れ込みながら相手の両足を刈る「カニバサミ」は、柔術で反則です。
テイクダウンにもルールがあるんですね!
でも柔術って寝技中心の競技だから、テイクダウンができなくても問題ないのでは?
たしかに柔術は寝技が中心の競技ですが、テイクダウンができなくていい訳ではありません!その理由を次項で解説します。
柔術でもテイクダウンができた方がいい理由

個人的な意見ですが、柔術でもテイクダウンはできた方がいいでしょう。
寝技が中心の競技とはいえ、スタンドが全くできないようでは、相手にいいようにやられてしまいます。
すぐに引き込んで下になってしまう手もありますが、トップポジションからのプレッシャーの強い相手だと下からコントロールするのは至難の業です。
柔道やレスリング出身者並みにテイクダウンができる必要はありませんが、一定レベルできた方が戦術の幅は広がります。
テイクダウンのディフェンスだけできればいいのでは?
自分ができない技術のディフェンスは、ディフェンス方法だけ知っていても対応できません!
技をディフェンスするには、技の原理を知ることが一番です。それには、自分もその技を練習して、できるようになることです!
テイクダウンはできた方がいいんですね!柔術でテイクダウンを奪うには、どんな技があるんですか?
テイクダウンを奪う技は、次項で解説していきます。
テイクダウンの種類

白帯でもつかるテイクダウンは。
- 投げ技
- 足払い
- タックル
投げ技
投げ技は、以下の2種類に分けられます。
- 立った姿勢から投げる「背負い投げ」や「払い腰」など
- 引き込んでから投げる「隅返し」など
こういった投げ技は柔道出身者がよく使ってきます。
足払い
「足払い」とは、自分の足で相手の足を刈る技で、「大外刈り」「小内狩り」といった技が挙げられます。
こちらも柔道出身者がよく使ってくる技です。
タックル
相手の足を手で触って倒す技が「タックル」です。タックルは、以下の2種類に分けられます
- 両脚を触る「ダブルレッグ」
- 片足を触る「シングルレッグ」「アンクルピック」
白帯のうちは、頭を相手の身体の外に出したシングルレッグは禁止されています。
頭を体の内側に入れれば問題ないのですが、動きに慣れていない初心者は頭を外に出しがちです。
初心者のうちはは、シングルレッグを使わない方がいいでしょう。
テイクダウンに使える技は分かったけど、初心者でもできそうな技って、どんな技がありますか?
初心者でも簡単にできる「簡単なテイクダウン」を次項で解説していきます。
白帯でも簡単にできるテイクダウン

初心者でも簡単にできるテイクダウンは「タックル」です。
投げ技や足払いの方が難易度は高く、初心者が習得する難しい技と言えるでしょう。
またタックルの方が、スタンドの攻防だけでなく、以下のような場面で活用できるというメリットもあります。
- 上下のポジションを激しく奪い合うスクランブル
- スイープ→タックルのようがコンビネーション技
タックルの中でも、以下の2つが初心者におすすめです。
ダブルレッグ
相手の両足を触って倒すのが「ダブルレッグ」です。
ここでは、最も基本的なレスリングのダブルレッグを紹介します。
元MMA選手の宮田選手が、非常に分かりやすくタックルを解説されています。
レスリング式のタックルですが、柔術でも十分に使えるテクニックです。
タックルの形を覚えるために、最初はゆっくりと打ち込みをします。
動画では「膝をついたタックル」と「膝をつかないタックル」が紹介されいますが、初心者は膝をついたタックルから覚えるようにしましょう。
打ち込みは対面でなく、1人でやってもいいですよ!
①構える

②膝をつく

③送り足をする

タックルができるようになったら、ディフェンスも練習しておきましょう。
タックルは、バックステップでディフェンスするのが理想的です。
しかし、相手にタックルに入られてもディフェンスできるようにスプロールも練習しておきましょう。
アンクルピック
柔術で「アンクルピック」を狙う場合は、道着をうまく使ってテイクダウンを狙いましょう。
ダブルレッグと同じく、最初は形を覚えるために、ゆっくりと打ち込みをします。
①構える
アンクルピックの場合は、襟を掴んだことを想定して構えます。

②襟を下に引いて崩す

③足を取って倒す

慣れてきたら、フェイントも混ぜながらアンクルピックを狙ってみましょう。
よし!これでテイクダウンを奪いまくってやるぜー!
形だけ覚えてもテイクダウンはできませんよ。
どうすればうまくなるの?
テイクダウンの上達方法は事項で説明します!
テイクダウンの精度を上げる方法
テイクダウンの精度を上げる方法は以下の3つがあげられます。
それぞれ順番に解説していきます。
打ち込みを繰り返す
動きを覚えるには打ち込みを繰り返すことです。
新しい動きを覚えるときは、反復練習が欠かせません。
打ち込みのときは5~6割ぐらいの力でいいので、相手を倒すところまで打ち込みをします。
受ける相手も無理をせず、形に入ったら倒れるようにします。
このような打ち込みを繰り返すことで相手を倒す感覚が身についてきます。
スパーリングで試す
打ち込みで形を覚えたら、スパーリングで試すようにしましょう。
スパーと打ち込みでは感覚も違うので、最初はうまく技がかからないと思います。
スパーリングでは、相手もすんなり技をかけさせてくれません。フェイントや崩しも混ぜながらテイクダウンを狙いましょう。
フィジカルを鍛える
どんな素晴らしいテクニックを持っていても、フィジカルがなければ掛かりません!
どんなテクニックも3倍の力の前には無力です
フィジカルは鍛えるのに時間はかかりますが、努力をした分だけ確実に強くなります。
フィジカルを強くするには、トレーニングが欠かせません。
【最強への道】柔術家に筋トレは必要!絶対に取り組むべき筋トレメニューとは?
さらにトレーニング後は、素早い栄養補給を必要不可欠です。
素早い栄養補給を実現するには、プロテインを活用しましょう!
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ほかにもおすすめのプロテインがあるので、下記の記事で紹介しています。
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初心者でも簡単にできる柔術テイクダウンまとめ

初心者でも簡単にできるテイクダウンを2つ紹介してきました。
柔術は寝技が中心の競技であるため、スタンドでの攻防はあまりありません。
しかし、全く対応できないようでは、相手にいいようにやられてしまいます。
柔道やレスリング経験者レベルまでとは言わなくても、ある程度は対応できるように、テクニックを身に付けておいた方がいいでしょう。
少しずつ練習を行い、テクニックを身に付けていきましょう!
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