テクニック

【白帯向け】誰でもできるマウントポジションから攻め3選

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柔術初心者

ポジションを取ったはいいものの、うまく攻められないな

こんな悔しい悩みを抱える方も多いでしょう。

マウントポポジションは上に乗っている人が圧倒的に有利ですが、そこから攻めるのは意外と難しいものです。

しかし、ちょっとしたコツをつかめば、マウントポジションからでも簡単に攻められます。

本項では、元プロ格闘技選手の筆者が

  • マウントポジションが攻めにくい理由
  • マウントポジションからの攻める方法

を解説していきます。

マウントポジションに自信のない方は、必見です!

マウントポジションから攻められない理由

マウントポジションから攻められない人

マウントポジションをとったのに攻められない理由は

  • バランスが悪いから
  • 「攻めのマウント」が取れていないから

以上2つの点が挙げられます。

ふじ

それぞれ順番に解説していきます

バランスが悪いから

マウントポジションはキープするのが、難しいポジションです。

一見すると簡単そうに見えますが、上に乗っている側は非常に不安定です。

マウントポジションを取ったあとは、体を安定させポジションをキープすることが優先となります。

マウントキープのコツは、こちらの動画で分かりやすく解説されています。

特に重要なポイントは、以下の2つが挙げられます。

  1. 相手の腰を自分の脚でホールドする
  2. 膝を両サイドに広げて、足を組む

それぞれ詳しく解説してきます。

①相手の腰を自分の脚で挟む

他のポジションからマウントポジションに移行した時は、相手が逃げる絶好のチャンスです。

そのチャンスを潰すには

相手の腰を自分の足や太ももで挟み込むことです。

まずは、これで相手は身動きが取れなくします。

②膝を両サイドに広げて、足を組む

相手の体を自分の脚で挟んだら、さらにガッチリ固めてポジションをキープしていきます。

手順は以下の通りです。

  1. 膝を横に広げる
  2. 相手のお尻の下でクラッチを組む
アイコン名を入力

動画では、お尻のクラッチは組まなくてもいいと解説されていますが、筆者はクラッチを組む方法をおすすめします。

クラッチを組んだ方が、相手は足を絡めにくいため、ポジションキープがしやすくなるからです。

マウントポジションのキープのコツをまとめると

  1. ①相手の腰を自分の足で挟む
  2. ②膝を横に広げて、足を組む

しかしここまで紹介した方法は、あくまでポジションをキープする方法です。

ポジションをキープしているだけでは、攻められません。

マウントポジションから攻めるには、より攻撃に特化した「攻めのマウント」に移行します。

柔術初心者

「攻めのマウント」って?

ふじ

「ハイマウント」という攻撃に特化したマウントに移行します

ハイマウントの取り方

ハイマウントの取り方

ハイマウントとは、相手の胸の辺りで馬乗りになるマウントポジションのことです。

こちらも前項で紹介した動画で分かりやすく解説されています。

ハイマウントを取るコツは以下の2つです。

  1. 両手を床についたまま移動する
  2. 脚の裏で相手の腰をホールドする

マウントから攻めるコツをまとめると

  1. マウントポジションをしっかりキープする
  2. ハイマウントへ移行する
ふじ

以上2つのポイントは、しっかりと覚えておきましょう。

それらを踏まえたうえで、マウントポジションから仕掛ける技を紹介していきます。

マウントポジションから狙いやすい技

マウントポジションから狙いやすい技は、以下の2つが挙げられます。

  • 送り締め
  • 腕十字

それぞれ順番に解説していきます。

十字締め

十字締めはこちらの動画が分かりやすく解説されています。

ふじ

とくに十字締めは、手の形が大切です。

動画の3分15秒あたりから解説されているので、よく確認をしておきましょう。

十字締めの手順は以下の通りです。

十字締めの手順とポイント

①ハイマウントに移行してから攻める

②奥襟をつかむ

なるべく相手の奥襟をつかむようにしましょう。

そのためには相手の道義を一度、脱がせてから相手の奥襟をつかみます。

③頭と肘を床についてバランスをとる

両手で相手の襟を取るので、バランスが悪くなります。

そこで頭を床についてバランスを取るようにすると、安定感が増します。

頭を床につけたら、反対側の襟もつかんで相手の首を絞めていきましょう。

④相手の首を絞める

絞める時は手の形が重要です。

最初に相手の襟を掴む手は、手首をしっかりと返して、手の甲から前腕部が相手の首にあたるようにします。

次は、反対の手を相手の首に回します。

こちらは親指と人差し指で相手の首の真後ろをつかむようにすると、よりタイトに締まりやすくなります。

ただし十字締めは察知されてしまうと簡単にディフェンスできてしまう欠点があります。

柔術初心者

ディフェンスされたら、どうするの?

ふじ

その場合は、腕十字を狙っていきましょう

腕十字

相手が送り締めのディフェンスしてきたら、腕十字に切り替えましょう。

腕十字の極め方が分からない方は、こちらの記事を参考にしてください。

【白帯向けの関節技】柔術初心者におすすめの技 3選

十字締めのディフェンスは、襟をつかませないように襟を両手で守ってきます。

腕十字は、このディフェンスしてきた腕を狙って攻めていきます。

アイコン名を入力

そこを狙って腕十字を狙います。

腕十字のポイント

①ハイマウントを取る

十字締めをディフェンスしてきた相手に対して、まずは相手の腕を押して脇を開かせます。

スペースを作ることで、ハイマウントが取りやすくなります。

脇が空いたら素早く体を移動し、両膝を相手の脇の下に入れて、ハイマウントを奪っていきましょう。

②相手の腕を抱える

十字を取る側の腕は、相手の上側の腕です。

この腕を抱えていきましょう。

ただし腕だけで抱えると、相手に逃げられてしまいます。

自分の胸を相手の腕にくっつけて抱えて隙間をなくし、逃げられにくくしましょう。

③相手の脇を自分の足でさす

腕を抱えた反対側の腕を、自分の足でさしていきます。

自分の膝を一度伸ばしてから膝を曲げて、相手の脇に足をあてるようにすると、相手がディフェンスしにくくなります。

④自分の脚で相手の体をホールドする

いよいよフィニッシュです。

自分の脚に力を入れ、左右から挟んで相手が身動きできないようにします。

しっかりと相手の体を挟んで相手の自由を奪ったら、腕を抱えて腕十字を極めていきます。

ふじ

マウントからの攻めは、十字締めと腕十字を覚えておけば、まずはOKです!

マウントからの攻め方 まとめ

マウントポジションから攻める人

マウントポジションからの攻め方をまとめると

  1. マウントポジションを安定させる
  2. 攻めの「ハイマウント」を取る
  3. 技を仕掛ける

以上3つの手順で攻めていきます。

マウントポジションを取ると、つい焦って攻めてしまいがちです。

しかし、それでは相手に逃げる隙を与えてしまいます。

まずは落ち着いて、ポジションを安定させてから攻めることを意識しましょう。

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